2014年8月25日月曜日

健康条件付き合格というもの

前回は学生が青年海外協力隊に参加するために何を準備するべきかについて説明しました。


今回は少々ニッチなのですが、協力隊選考の合格に2つのパターンがあることについて説明しようと思います。


とはいえ、大半の人には特に条件が付くことはありませんけどね。



頑強で熱意のある若者求ム



協力隊の選考は健康面の評価がやたら厳しいことで有名です。

せっかく合格したのに、二次選考の直前にチーズばかり食べていたためにコレステロール値が高く出てしまい厳重注意を受けた同期隊員もいました。


選考でそこまで健康面を見るくらいなので、派遣前の訓練では「THE☆健康優良児」みたいな人ばかりが集まります。
(ちなみに、訓練中に2度行われる体力測定では、そんな「THE☆健康優良児」達が血眼になって肉体の限界に挑むのです。)


そんな健康な人ばかり集める理由は、言うまでもないことですが、派遣される先の開発途上国では体力がないと存分な活動ができないからです。

そればかりか、国によっては充分な栄養補給をすることが難しい場合すらあります。
(ここミクロネシアはまさにそれに当てはまります。島嶼国で、農業が未発達のため新鮮な野菜を購入することができないのです。)


書類選考と面接により、そのような開発途上国の状況に耐えられないと思われる人は選考で落とされます。


こいつは本当に健康・・・なのか?



ただ、1,000人を超える応募がある選考では、中には例外的な人物も出てきます。

例えば、「要請に見合うだけの経験もスペックもあり、熱意もある。しかし過去に大病を患ったことがある。」というような・・・。


実は私がそれです。


20代前半の頃に癌に罹りました。

とはいえ、早期発見のため患部切除だけで治り、その後は何の問題もなく過ごしています。
(むしろ身体能力に関しては同年代の平均よりは上にあるくらいです。)


ところで、選考にあたり提出する書類には過去の病歴をうそ偽り無く記載する必要があります。
(当たり前ですが。)

というのも、いざ派遣されて、活動が波に乗り始めた頃に過去の病気を再発なんてことになると、下手したら日本への移送や関係機関への調整などで莫大なコストがかかってしまうからです。

こうした事情から、スペック的に同じ候補者がいれば間違いなく健康な方が選ばれるでしょう。


それが協力隊の選考なのです。


ところがここで問題がありました。(たぶん)



(ここからは完全に推測なのですが)私に関しては、おそらくスペック的に私に並ぶ人がいなかったのだと思います。


手前味噌になりますけど、ゴミ関係が大半を占めていた当時の環境教育の要請において、私は業界大手で産廃処理の仕事に3年近く従事し、しかもTOEICのスコアが900点、(さらに国際開発学部なんてところを卒業し、フィリピンに1年近く留学していた)という貴重な人材だった(のかもしれません)。
(※とはいえ、大学に8年も通っていたヘタレなのですが。)


ところが、その「貴重な人材(?)」から提出された書類には年一回の検査が必要などと書かれているのです。
(「なんでこんな大病をやらかした候補者の健康診断結果がこんなにも健康優良児なんだ??」と事務局の方々には思われたはずでしょう。)


そこで選考事務局が下した結論は、「健康条件付き合格」という何ともファジーなものだったのです。
(合格通知にはその文言と共に「派遣先:ミクロネシア連邦」の文字が・・・。インドネシアの間違いちゃうんか・・・。ミクロネシアってどこやん・・・。などと、健康条件以外でも混乱しました。)


健康条件付き合格とは何か



(私の場合は)要するに定期的に「私は健康ですよ~。開発途上国の過酷な環境でも元気にやっていますよ~。昔かかった病気の再発なんてしていませんよ~~。」ということを証明しないといけないのです。


実は検査を行った担当医には「その診断書をどうにか書き換えてくれ~。せめて2年に1回の検査に変えてくれ~~。」と散々訴えました。
2年に1回なら派遣の直前と派遣直後に検査を受ければ済む話なのです。)


ところが、さすがお医者様はプロだなーと思いますね。

医療的な見地から1年に1回以外はあり得ません、と。

そうですよね、私が医者でも同じことを言うと思います。


というわけで、晴れて私は健康条件付き青年海外協力隊員としてミクロネシア連邦(「あ、グアムの近くなのね」)に赴くことになり、派遣の1年後には日本に一時帰国して担当医の診断を仰がなければならなくなりました。
(異常が見つかれば、おそらく任期を短縮して帰国するか、急を要するようであればそのまま入院になるのでしょう。任期中の入院となれば、共済会から医療費が何割か出ます。)


ちなみに、帰国の際には自腹です。


で?



強制的に一時帰国しなくてはならない以外は他の隊員と同じ条件です。


健康面に不安がある方



残念ですが、応募の時点で健康面に支障がある場合は基本的に落ちると思います。

私のケースはあくまでも、「昔不健康、今超健康」というのが前提です。

ですから、応募を考えている人は日頃からジョギングするだとか、栄養バランスを考えた食事をするだとかの対策を講じるべきでしょう。
(あまりにも一般論ですが・・・。)


隠し通せたんじゃない?



一般的に癌は5年以内に再発しなければ寛解(?)だったと思います。


そうした背景もあり、私を最初に診てくださった先生は5年目あたりのタイミングで治った旨を私に伝えてくださいました。
(今回診断書を作成した先生とは別です。)


そういった経緯もあり、選考書類にはそんな大きな病気のことは書かずにしらばっくれるということも可能だったと思います。

ところがそれは不可能でした。
(というか、そんな不正はしたくないので最初から考えませんでしたが(笑)。)

なぜなら、前回応募した際の記録がバッチリ事務局に残っているから!!!なのです。


実は協力隊への応募は2回目だったりする



私は過去にも協力隊に応募したことがあったのです。


そのときはマニアックな「廃棄物処理」という職種でした。

そのマニアックさ故か、要請はわずか3件、応募者はたったの1(私です)という悲惨な状況でした。

競合相手がいないのであっさり1次選考を通過したところで、諸事情により選考を辞退したのでした。


この時にもやはり健康診断を受け、みっしり書かれた書類を提出したのでした。

その書類がばっちり残ってしまっていることを今回の2次選考の際に知らされました。

ということで、自身の健康記録ばかりか、個人情報まで残されていますので気を付けましょう(笑)。


結論



私と同じように過去に何らかの病気に罹った方、それを理由に応募を諦めないでください。

とりあえず、現状で健康体であれば、健康面を理由に落とされることはないはずです。


・・・ということが言いたかったのです(笑)。



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