つい先日、そんな彼が九州の研修で教わったという大気汚染のテストをやるというので見学してみました。
実験キットで空気中の窒素を測ります
このテスト、測定キットが市販されているくらい簡単なもの。
簡単とはいえ、ちゃんと空気中の窒素含有量を測ることができる本格派です。
さてこのキットをどう使うのか見ていると、ゴミ袋を取り出し、それに空気を入れるのかと思いきやなんと車の排気筒に!!!
彼は職員ではなくボランティアの高校生 (えらい老けてんな・・・) |
意図は分かるけど、いきなりそれですか!!!?
ということで、なんかもうこれ以上汚い空気はないだろうってくらいの濃縮排気ガス大気を袋に詰めました。
それを今度は
振る!!!
この作業は採取した大気と袋の中にあらかじめ入れておいた飲料水をしっかり混ぜ合わせるために行います。
混ぜ合わせた後の混合液を試薬が入った容器に吸わせて、
反応させたら色を見てみます。
どピンクですね(笑)。
(当たり前。)
同じ要領で普通の大気も調べます。
とりあえずオフィスの前で。
左側の容器が普通の空気。右側が100%フレッシュな排気ガス。 |
結果は若干ピンク。
今回は試しにやってみる程度だったのでサンプルは以上の2か所のみ。
結果を受けて何やらカウンターパートが手伝ってくれた高校生にレクチャーをしていました。
この試験は継続できないかもしれない
カウンターパートが言うには今回使った実験キットは研修で使ったものと同じものを自腹で購入したそうな。
(他に買った人はいなかったとも。)
つまり買ってきた分の実験キットがなくなったら終了。
彼のアクションプランを見ていないので何とも言えないのですが、継続しない計測に意味があるのでしょうか・・・。
(通常、この手の試験は定期的に行われ、経年変化を見るべきだと思うのですが。)
この一連の試験が彼の仕事として認められれば予算が下りて継続できる可能性はあります。
ただ、そのためには彼が継続して行っていく意思を持っていることが大前提です。
そのあたりは私がバックアップしておくべきかもしれません。
また、予算を確保するためには今回の実験も含めてレポートを作成するべきでしょう。
それに関してはものすごく不安です。
というのも彼が研修から帰国した後に研修のレポートを見せてもらったのですが、2ヶ月近くもあったその報告がA4サイズ(ホントはLetterサイズ)1枚弱で終わっているのです。
(しかもやたら抽象的なことが書いてあったような気が・・・。)
そりゃあ長く書けばいいってもんじゃありませんけど、1枚で済むような薄っぺらい研修でもなかったでしょうよって思っちゃいます。
今後の展開はどうなるか?
次は来週に水道水の検査をするとカウンターパートは言っています。
水質検査を行うラボと調査員がいるのにそれってどうなん?と思ったら、ラボで行うものとは手法が違うとのこと。
まぁ、手法が違ったところで使用するキットは今回と同じものなので、おそらく計測できるのは窒素のみになるのでしょうけど・・・。
何にせよカウンターパートが精力的に働いてくれるのは良い事です。
これで私はいつでも日本に帰ることができます。(え)
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