2015年9月15日火曜日

Earth Councilにて全17回中1回目の活動を実施したので反省点を考えてみる

全部で17回を予定している環境クラブ活動の記念すべき1回目を州立高校のEarth Councilで行ってきました。

正直言って、出席率はよろしくないし、活動中の態度も全然よろしくない。

そういう意味では不満ではあるのですが、そこは州立高校なので良くも悪しくもチューク人の平均なんでしょう。


さて、細かい点を挙げたらきりがないのですが、残りの活動に活かしていくために反省点を挙げておこうと思います。



1. 生徒の知的水準を高く見積もっていた



これ実は盲点でした。

まさか高校生が掛け算もろくにできないとは予想できませんでした。
(クラブで一番優秀な生徒ですら計算にもたついていた。)


計算中。カメラ目線の彼が一番優秀(?)


今回は生徒が持参したゴミの重さを量って、そこから自分の家庭のゴミの量を見積もろうというテーマでした。
(ゴミを持参したのは1人だけ・・・。)


実際に量って1日に当たりに換算してみたところ、0.083ポンドと出ました。

彼の家族の人数は10人だというので、「じゃあ仮に皆のゴミが同じ重さだとして、10人だとどのくらいの重さになる?」と質問をしてみると・・・。


日本人なら「そんなの10倍すりゃいいだけの話だから小数点の位置を動かせばいいだけでしょうが。」ってなるんです。


ところが彼は計算に妙に時間がかかり・・・。


何をするのかについて私の説明が悪かった部分もありましたが、説明し直したら理解してもらえたのでそれは問題ではないでしょう。


えっと、ホントに考えてる?(笑)


他の生徒もなんだかのんびりと・・・っていうか、大半の生徒の筆が止まっているし(笑)

アメリカ人ボランティアの助けがなかったらもっと悲惨な事態になっていたのか・・・。


計算をするアクティビティは他にあと2つ予定しているのですが、どうやらもっと工夫が必要なようです。

また、私自身も計算の方法を英語で上手く説明できていないので次回までに改善する必要があります。


2. 宿題を課しても成果は期待できない



何だかんだ言っても彼が一番の功労者であることに変わりはない。


宿題を課してもそれを持参することは見込めないようです。


これは、そもそも宿題を課す習慣がチュークにはないか、単純にそれほど重要度が高くないというだけのどちらか(もしくは両方)でしょう。


何にせよ宿題を課すのはあまり生産的ではないっぽい。


3. 自分のアタマで考えてくれない



これは1と関係があることですが、どうも計算だけでなく他の意見を訊いたときも他の生徒のマネだったり、私の解説をなぞっただけだったりして話が深まりません。


今日の活動の後半で土壌にゴミを放置して分解期間を調べる実験を開始したのですが、分解がどうやって行われているのかはみんな理解できていない様子。

そのためか、分解の要する時間を尋ねてみると的外れな答えがちらほらと・・・。


まぁ、最初はこれでいいんですけどね!


木曜日の活動で使う畑の近くに荒らされないようにこっそりと実験スペースを設置

こんな具合に土の上にゴミを配置


とは言っても自分のアタマで考えることはこのクラブ活動の基本ルールの1つだし、どうにか考えさせたいなあ。


もう少しテーマのレベルを落としてみようかな・・・。


うーん、まぁ私にしても生徒たちにしてもまだまだ場数が足りませんので、これから少しずつ良くなっていくかもしれませんし、そうなるように努力していくしかありませんね。


みんなの力をPに分けておくんなまし

ていうか、ネガティブなことばかり言っていますね・・・。

少しずつ彼らの良いところも見つけていきたい。


さて、次は総勢28名の私立高校でのアクティビティ!!


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