任地に派遣されてから早くも2ヶ月が経ちました。
ここミクロネシア連邦チューク州ウエノ島での生活にも大分慣れてきました。
とはいえ、活動の方はまだ様子見の状態です。
というのも私の中心的な活動となる学校での環境教育が、学校の夏休みのため何もできていないためです。
聞くところによると、チューク州での夏休みは5月下旬から7月いっぱいまであるそうです。
そこで本来であれば環境教育以外の活動も進めるべきなのでしょうが、こちらは資料集めをしている段階なのでやはり進んでいません。
さて、ここで青年海外協力隊の数ある職種の中でも「環境教育隊員」はどのような活動を行うのかについて簡単に説明したいと思います。
近年ODAの戦略として環境分野に対する支援が強化されるようになってきておりますが、それはJICAの枠組みの一つでもある青年海外協力隊も例外ではありません。
私が確認しているだけでも環境関連の職種は3つあります。
1つは私が現在従事している「環境教育」。
2つ目はプロジェクトの地理的範囲が一気に広がる「環境行政」。
3つ目は環境教育と若干重複している感のある「廃棄物管理」です。
これらは職種によって求められる職歴・学歴も異なります。
たしか環境行政は環境に関わる専攻の修士号が必要だったように思います。
環境教育は概ね求められるバックグラウンドは高度なものではなかったように思います。
私は新卒で民間の産廃処理会社で働いていたため、実は以前にも「廃棄物管理」の職種で応募して2次選考に進んだことがあります。
(同時期に異動を言い渡されたため、2次選考の直前に辞退しましたが。)
(同時期に異動を言い渡されたため、2次選考の直前に辞退しましたが。)
この廃棄物管理の職種は廃棄物処理場の管理運営の指導、廃棄物収集システムの改善など、環境教育よりも高度な技術レベルが求められるものでした。
(後になって痛感したのですが、入社1年半程度でそんな技術レベルが身についているはずはないのです。)
(後になって痛感したのですが、入社1年半程度でそんな技術レベルが身についているはずはないのです。)
その一方で、環境教育は上述の廃棄物管理に関わることもあれば、自然保護(レンジャー的な活動)に携わることもあります。
JICAでは(というより国際協力、国際開発の分野では?)前者を「ブラウン系」、後者を「グリーン系」と呼んで区別します。
これらのブラウンとグリーンが環境教育という1つの職種の要請(派遣先と活動の概要)の中に混在しているのです。
(私の感覚としてはブラウン系の要請の方が多いように思います。一般的に、グリーン系と比べて活動に必要となる人的、知的資源が開発途上国には限られているからでしょう。)
(私の感覚としてはブラウン系の要請の方が多いように思います。一般的に、グリーン系と比べて活動に必要となる人的、知的資源が開発途上国には限られているからでしょう。)
ブラウン系の活動例
私の要請は環境教育のいわゆるブラウン系ですので、廃棄物管理に関する活動を期待されています。
それと同時に、島の住民や小学生・高校生に対する環境「教育」の活動も求められています。
前者については技術的な活動になります。
この分野においては前任者がほとんど改善し終え、私が手を付けるところはほとんどないと感じています。
ただこの島ではゴミのリサイクルが進んでいませんので、この点において進めている計画がありますが、それはまたの機会に。
「環境」教育の活動については、村(ウエノ島だけで15の村があります)や学校で環境問題(地球温暖化が島に与える影響とその対策、ゴミのポイ捨てが引き起こす問題など)に関わるワークショップや授業を行うなどといった活動が挙げられます。
おそらく皆さんが想像される「環境教育」はこれに当たるのではないでしょうか。
私の場合は合格した時点で確認していた要請の内容と、実際に任地に来てカウンターパート(CP:活動を行うに際しパートナーとなる機関あるいは担当者のこと)と話し合った結果、上記のようにリサイクルの技術的サポートと環境教育の割合が(現状では)5:5になりました。
(この割合は活動の進捗によって変わることがあります。)
(この割合は活動の進捗によって変わることがあります。)
つまり、環境「教育」という職種名でありながら、実際に「教育」が活動の中でどの程度必要になるのかは隊員(本人の技術レベル)によって、あるいは派遣先(現地のニーズ)によって異なってくるというのが実際です。
自分にピッタリの要請を待つという手も
職種も要請も募集の時期によって内容が異なります。
協力隊への参加を希望していながらも、職種や要請でピンとこない方は次の募集まで待ってみるというのも良いかもしれません。
(かくいう私も今更になって自分にピッタリの要請を見つけてしまいました。苦笑)
(かくいう私も今更になって自分にピッタリの要請を見つけてしまいました。苦笑)
ただし、こちらの希望が必ずしも通るわけではありませんのでご注意ください。
(私の場合は第一希望バングラデシュ、第二希望スリランカ、第三希望インドネシアでした・・・。)
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あ・・・日本語にシフトしてる。地道に頑張っていこうね☆
返信削除英語で書かなきゃなあと思いつつも・・・。
削除つか、英語で書いても誰が読むんだろって話だし(笑)