一応、JICAの青年海外協力隊公式サイトのQ&Aでは以下のように書かれています。
応募に当たって最低限必要な語学レベルは、英語の場合、英検3級、TOEIC®330点です(TOEIC®以外にも代替可能な語学試験がありますので、「語学力目安表」をご参照ください)。
但し、要請によっては、それ以上の語学力が求められる場合がありますので、JICAボランティアウェブサイトで、受験言語(選考指定言語)のレベル指定(A又はB)の有無をご確認ください(A、Bの区分については、語学力目安表をご参照ください)。
330点あれば充分なのです。
ただし、高倍率の職種であるコミュニティ開発や環境教育では少々事情が異なるように思います。
これらの職種を受験するのであれば基本的に高ければ高いほど良いです。
また、協力隊とは関係なく国際協力の世界に入っていく場合にも高い英語力が必要とされます。
そこで今回は私が高尾山大学1年次から翌年の5月にTOEICで860点を取るまでに実践していた戦略について書きたいと思います。
(※高尾山大学入学時のスコアは695点でしたので、それ以下のスコアの方には今回の話は参考になりません。該当する方はまず中学レベルの英文法を完璧にしましょう。)
1. TOEICテストマラソンをやり込む
TOEICマラソンでは膨大な量のテキストをこなすことになります。 |
英語の教材を多少なりとも買ったことのある方ならアルクという出版社を知っていると思います。
TOEICマラソンはそのアルクから販売されている教材です。
私の場合はスーパー860点コースみたいな名前のコースを受講していたのですが、今は挑戦900点TOEICテスト攻略プログラムという名前に変わっています。
この講座は毎月少しずつテキストが届き、8か月で終了させることが理想とされていました。
が、私はこともあろうにまとめてテキストを受け取ることを選択してしまい大変な目に・・・。
具体的な使い方は以下のようになります。
1.1. 音声は全てシャドーイングする
標準的な学習方法は当然テキストに書かれていますが、あえてそれは無視(笑)。
音声が付いているパートは全てシャドーイングしていました。(少なくとも各30回くらい)
私の場合、当時通っていた大学まで片道で2時間ほどの距離があったため電車の中で毎日ウィスパリング(ぼそぼそと小さな声を出す)やリップシンク(英語に合わせて口だけ動かす)をしていました。
ホントに、気が触れてしまったんじゃないかってくらいにこの頃は毎日TOEICの勉強をしていましたね(笑)。
この中に載っている単語を当時はほぼ全て暗記しました。
方法としては単語帳用のCDも入っていたので、それに合わせて何度も声に出すことをしていました。
これによってかなりの量の英文ライティングをこなしていたはず。
TOEICマラソンだけでも地力が着くのでスコアは大きく上がります。
特にリスニングはこの教材だけ集中して取り組めば確実です。
1.2. 付属の単語帳に載っている単語を暗記する
教材には薄い単語帳が8冊入っていました。この中に載っている単語を当時はほぼ全て暗記しました。
方法としては単語帳用のCDも入っていたので、それに合わせて何度も声に出すことをしていました。
1.3. テキストに従ってライティングやスピーキングも
この教材の素晴らしい点の1つとして、TOEIC用の教材なのにちゃんとライティングやスピーキングのタスクが含まれているという点が挙げられます。これによってかなりの量の英文ライティングをこなしていたはず。
TOEICマラソンだけでも地力が着くのでスコアは大きく上がります。
特にリスニングはこの教材だけ集中して取り組めば確実です。
2. 朝日出版の特急シリーズを2、3周こなす
教材としては良心的な価格設定 |
朝日出版(朝日新聞とは無関係)から出版されている「特急」シリーズが文法問題、読解問題の対策に効果的です。
そしてこのシリーズの最も優れている点はそのサイズにあります!
1冊あたりの厚さと大きさがともに新書くらいなので満員電車の中でも片手で簡単に持つことができます。
(やだなにこの社畜的発想(笑))
私は特にこの「1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急」と「新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6」をそれぞれ2、3周ほどこなしました。
使い方はシンプルです。
前から順番に解いていき、間違えた問題のページの端は折って目印を付けておく。
次の周回では目印の付いているページのみこなせばいいのです。
TOEICの文法問題は単純なことしか問われませんので、何冊も大量にこなす必要はありません。
3. 公式問題集を解く
茶色って・・・。他にあったろうよ・・・。 |
最新の公式問題集はこのう〇こ色のものになります。
本来の勉強法としては、勉強のスタート時に公式問題集を解くことで自分の実力を把握する必要があります。
しかし、私の場合は入学直後にTOEICを受験していたので公式問題集はもっぱら試験直前に使用していました。
具体的にはTOEIC試験の前の週の週末に本番に近い環境を設定して問題を解いていました。
もちろん、解き終わったら見直しをして復習もします。
私の経験上、この「模試」で出たスコアと直後の本番のスコアは大体同じくらいになります。
4. TOEIC自体を受験しまくる!!
場数をこなす。
もうね、これに尽きますよ。
私は860を取るまでIP試験を含めれば6、7回ほど受験しているはずです。
それでもなかなか右肩上がりとはなりませんでしたが、その時々の自分の弱点を知ることができるのはTOEICのメリットでもあります。
その他
上に挙げた教材の他にもいくつか手を付けたものがあった気がします。
ただ覚えていませんので、大して身につかなかったのでしょう(笑)。
最後に、一応私の最新(全然新しくないけど)のスコアを晒しておこうと思います。
リーディングが低いなぁ。 SWは未受験なのでデータがありません。 |
今回は一切触れませんでしたが、次回はTOEICでハイスコアを取るメリットについて書きたいと思います。
特に国際協力に携わりたい大学生は2年生くらいまでにハイスコアを取っておくべきです。
そんな話を。
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