ということで、先日の記事で帰国後の進路について触れましたが、今回はその具体的な内容を書いていきます。
国際協力に限らず、キャリアを考えるうえで最低限必要なことは、長期目標を設定することでしょう。
今の私にとってのそれはUNEP、UNDPといった国際機関に就職して国際的な廃棄物処理の制度設計をすることです。(バーゼル条約とかはありますけど、それが存在するがゆえに廃棄物処理の手段が限られているという国もありますので。)
社会起業も考えましたけど、開発途上国のゴミ問題をどうにかするために求められていることは国際的な制度作りをして、その遵守を政府に指導することではないかという結論に達しました。
社会起業にはマーケットが求められますので、通常の場合価値のないゴミを扱うには馴染まないように思うのです。もちろん、だからこそリサイクル会社等が存在するわけですが、そうした会社を興したところでゴミ問題を解決できる地理的範囲は限られていますし、何よりゴミの発生抑制にはならないのです。
あとはやっぱり国際協力機関としての最高峰に挑戦してみたいという気持ちからです。
国際機関を目指すなら欧米の大学院に進むべきだ
フィリピン大学に留学していた頃に知り合ったアジア開発銀行(ADB)職員の方が仰っていたのですが、ADBや他の国際機関を目指すのなら欧米の大学院に進学しろとのことでした。
その理由は、それらの機関に入れば会議での討論は元より日常業務も英語で行われるからです。
また、同僚となる職員の国籍も非常に多様です。
それならば、最初から欧米の大学院でそうした環境に馴らしてしまえばいいという理屈です。
そこで私が今現在メインターゲットとして進学を考えているのはイギリスのUniversity of Manchesterの
International Development: Environment Climate Change and Developmentという修士課程です。(日本語に訳しづらいので訳しません(笑))
University of ManchesterはQS University Rankingというサイトの科目別ランキング(開発学)において3位に位置しているうえ、同サイトの世界の大学ランキングにおいても30位につけているという学習環境としては申し分のないハイクオリティな大学です。
(・・・今気付いたのですが、2ヶ月前に似たような話をしていますね(笑)。)
ちなみに、イギリスの大学院の特徴としてアメリカやオーストラリアとは異なり1年間で修士課程を修了できるというメリットがあります。ただ、1年で果たして充分なのかというと・・・だいぶ疑問なので、そこで私は大学院の前に1段階挟みます。
University of ManchesterはQS University Rankingというサイトの科目別ランキング(開発学)において3位に位置しているうえ、同サイトの世界の大学ランキングにおいても30位につけているという学習環境としては申し分のないハイクオリティな大学です。
(・・・今気付いたのですが、2ヶ月前に似たような話をしていますね(笑)。)
ちなみに、イギリスの大学院の特徴としてアメリカやオーストラリアとは異なり1年間で修士課程を修了できるというメリットがあります。ただ、1年で果たして充分なのかというと・・・だいぶ疑問なので、そこで私は大学院の前に1段階挟みます。
来年の9月には幕張で学生生活スタート
というわけで、任期終了後である来年には幕張にあるアジア経済研究所開発スクール(通称IDEAS)にて基礎から徹底的に勉強する予定です。
このIDEASは国際開発の専門家を養成する学校で(学校法人ではないっぽい)、1年間みっちりと経済学、統計学、数学、英語を叩き込まれ、翌年には海外大学院進学を義務付けています。
(というより、応募条件に「課程終了後に海外大学院に進学を希望すること」と明言されている。)
2015年9月11日追記
公式HPの「よくあるお問い合わせ」によりますと、今年度より前期のみの受講と通年受講の2つの選択肢から選べるようになりました。
これにより、例えば大学を卒業したばかりで特に論文の書き方等の指導を受ける必要の場合は前期だけの受講にとどめて学費を節約するということができるようになりました。
しかし、個人的には大学卒業後にブランクのある方は通年受講を選んでおくべきでしょう。
(前期だけで終わっても、それから大学院留学までの時間がまるまる余ってしまうというデメリットもあります。)
入学者はおよそ10名だけで、かなり厳しい選考であるような気がします。(英文エッセーの提出も求められるくらい。)
協力隊終了後に海外の大学院にそのまま進学するという人は多いと思いますが、私にとってIDEASで1年間勉強する意味は非常に大きいです。というのも、私の経済学や統計学の学力が心もとないというのはもちろんのこと、それ以上にイギリスの大学院を優れた成績(With distinct)で修了したいので、そのために基礎から鍛え直したいのです。
言わずもがなですが、イギリスの大学院で優秀な成績を出したいというのは、前述の国際機関に入るためです。そのような機関に「そこそこの成績」で入れるわけがないでしょう。(私の計画ではJPO試験をまずは受験しますので、その際に年齢のデメリットをカバーできるだけの際立ったものが必要なのです。)
実は青年海外協力隊にはご褒美がある
さて、ここまで書き連ねてきた計画の実現のためには資金が必要です。
奨学金には片っ端から応募するつもりですが、それよりも青年海外協力隊OBOGにはもっと確実な資金源が用意されています。
それがJICAの海外長期研修制度です。
応募要項によれば、応募資格の1つに
青年海外協力隊等、JICA事業に概ね1年以上の期間参加した者
と記載されています。
つまり、これは数ある奨学金制度の中でも最も青年海外協力隊参加者に有利なものなのです。これを利用しない手はないでしょう。
といっても、研修期間は1年限りなので必然的にイギリスに留学を希望する人がメインとなりますが。
また、支給される授業料は米ドルで1万ドルまでなので実は全然足りません(笑)。
選考に落ちたら?
と、ここまでが私の帰国後のプランであり、今後国際協力のキャリアを積んでいくための戦略です。
ただ、はっきり言って選考で勝ち続けることが前提になっているんですよねー(笑)。
万が一落ちてしまったら、農業をやっている大学の先輩の元に転がりこんだり、無理矢理起業してみたり、とりあえずベトナムあたりに行ってみたり、まぁどうにかなるでしょう。
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