そんなウエノ島ですが、島を徒歩で一周してみたら思いの外ハードでした。ぶっちゃけ命の危険も少し感じました(笑)。
いや、でもだからこそチュークに来た人にはウエノ島を一周してみることをオススメしたい!
島を歩くのは楽しい
基本的に一本道なので迷わない
ウエノ島の道はシンプルです。基本的には一本道なので迷うことはありません。非常に観光客にとって親切な構成だと言えます(笑)
中心から離れるほど「島」っぽい暮らしが見られる
島の中心地から離れた村では昔ながらの漁業で生計を立てている家が多いです。道中、投網の手入れをしている人や獲ってきた魚介類の仕込みをしている人が目につきました。(なんか遠慮して写真撮らなかったんですけど(笑))
ちょっとしたアドベンチャーも楽しめる
島を一周するためには途中から「トレイル」と呼ばれる獣道を通る必要があります。
フツー、獣道って言ったら一応道があるじゃないですか。違います。道なんてありません。なんとなーく植物が途切れている空間があるので、そこを探りながら歩くのです。(でも一本道です。)
ここからトレイルスタート |
トレイルの序盤 |
道が見えない |
この道程がウエノ島一周のハイライトといっていいでしょう!
なんせ人が歩いた形跡がない道(?)を通るのです。もちろん周りに家はありません。ちょっとでも道を逸れたら行方不明です(笑)。
沈没船に潜らなくてもこんなアドベンチャーを体験できてしまうのがウエノ島の魅力です。
絶景が楽しめる
ウエノ島の東側から南東側にかけて人がほとんど住んでいない地域があります。そこからの光景には視界に人工物が一切入らないので熱帯地域特有の植生と真っ青な海とのコントラストを味わうことができます。
言うほど海見えない(笑) |
高台からの眺め |
旧日本軍の史跡を辿る
ウエノ島の中心地ではもうほとんど旧日本軍の跡は残されていませんが、人里を離れると色々見つかります。
旧日本軍のトーチカ |
日本統治時代に建てられた学校 |
人との出会いを楽しむ
島の東側から南東側は外国人が来ることがほとんどないみたいで、こちらから挨拶すると喜んで返してくれます。村人を見かけたら是非“Ran annim”(こんにちは)と声をかけてみてください。
P的なウエノ島一周ハイライト
「チュークにはクレイジーな奴がいっぱいいるから気を付けろ」と絡んできた酔っ払いのおっさん
島の東端の村に入ったあたりで数人組のおっさんに声をかけられました。なんかもう見るからに酒が入っているおっさんだったのですが、「郷に入っては郷に従え」ってことで話をしました。その会話の中で言われたのが上記の台詞。今はあんたが一番危ないけどな(笑)と思いつつ話を聞いていました。
おっさんは「そこに日本の仏像があるぞ」と見せてくれたのですが、韓国の研究施設の前にあるのでうっすら予想していたのですが、やっぱり韓国の方々によって建てられていたものでした。「その仏像と並んで写真を撮ってやる」とおっさんは言っていたのに、気付いたらおっさんの写真しか撮ってねー(笑)
おっさん、何がしたかったんだ |
汗をかいたので海に飛び込み
島のさらに東側に来たところで、以前来た際に近所の子どもが飛び込んでいたポイントがありました。ちょうど誰もいなかったので今しかない!ってことでぼちゃん、と。
しばらくすると近所の子どもが2人来て飛び込み始めました。「毎日来てるの?」と訊くと「ほとんどね」と。
彼らは数回飛び込むと満足したのか去っていきました。この、ふらっと立ち寄ってさっと飛び込んでいくっていうスタイルが、サラリーマンが立ち飲み屋に寄って1,2杯だけビールを飲んで30分くらいで帰るみたいな気軽なカンジがしていいですね。私がこの飛び込みのためだけに海パンを下にあらかじめ履いてきたのなんかとは大違いですよ。
ちなみに、ハーフパンツの下に海パンを履いていたにも関わらず、なぜかハーフパンツごと飛び込んでしまい後悔・・・。
飛び込みたくなりますよね!? |
午後3時の時点でジャングルのど真ん中
日本よりも赤道に近い緯度にあるチュークですが、この季節では午後6時になればほとんど真っ暗になってしまいます。しかも午後5時にはタクシーの営業が終了します。
夕方は野犬の活動が活発になりますし、それ以外にも危険が増すので午後5時までにはタクシーを拾うつもりでした。
しかし、午後3時の時点で私の所在地はトレイル、もといジャングルのど真ん中。草と木々に阻まれて現在位置を把握することもままなりませんでした。
速足で歩いていたのでブレブレ |
蚊やブヨが刺してくるし、剥き出しのすねには草がバシバシ当たるしで、まぁけっこう後悔しましたよね(笑)
ただ、何やら珍しそうな鳥に遭遇できたのは幸運でした!
見えづらくてすみません |
結局、ジャングルの中を超早歩きで移動したおかげで4時過ぎにはタクシーが通っている道に出て、なんとかタクシーを拾うことができました。
やたらと写真をせがまれる
「一緒に写真撮って!」じゃなくて、「俺の(私の)写真撮って!」と何度となく頼まれました。撮ったところで渡せないのにどうしろっていうんだ・・・。
ウエノ島一周の準備
オススメの時期
10月から4月の乾季がオススメ。
雨季では道が悪くなりますし、歩いている最中に雨に降られると最悪です。
用意する物
- 飲み水3リットルくらい
- 長袖長ズボン(トレイル対策)
- トレッキングシューズ(トレイル対策)
- 虫除けスプレー(トレイル対策)
- 水着(途中で泳ぎたければ)
- 日焼け止め
- サングラス
水は多めに持参した方がいいです。
私は1.5リットルしか持って行かなかったので後半バテ気味でした。
それと、間違っても私のように短パンとビーチサンダルで歩かないように(笑)。一応、島一周で10km弱はありますので。
ガイドの有無
英語もしくは現地語に堪能でなければガイドを用意しましょう。特にトレイルのあたりは詳しい人がいると安心です。
トラックオーシャンサービスの末永さんにご相談してみてください。
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