2015年9月21日月曜日

青年海外協力隊員ブロガーの皆さん、アフィリエイトは規約違反なので強制任短されても文句言えないよー

ここ数ヶ月、ブログのランキングや検索を通して他の青年海外協力隊員のブログを覗きに行ったりしています。

いやー、皆さんかなりブログの作りが凝っているので驚嘆してばかりです。


そんな中で時々気になることがあります。


ブログに広告を載せて意図的に収益を得ようとしているんじゃないか?ってことです。



協力隊員の営利活動は禁止されている



名目上は青年海外協力隊はボランティアですので私たちは任地ではもちろんのこと、インターネットを利用した株式の取引、あらゆる商行為を規約により禁止されています。

具体的には、

JICAボランティアの派遣に関する合意書
第7条3号 乙は、派遣期間中、受入国の法令を遵守するとともに、同国内における政治、布教及び私利に関する一切の活動をしてはならない。この場合において、私利に関する活動とは、次に掲げるような活動を指す。
(1)己自身の利益を得ることを目的として、商行為又は不動産、株式等の取引を行うこと。  (以下略)

です。


ブログに広告を載せて収益を得ることは明らかにこの合意書に違反します。


ていうかさ、こんな合意書なんて持ち出さなくても日本人の社会常識として分かるでしょ!?


商行為の具体例を挙げてみる



ここで今回の記事を書くきっかけとなったアジアの某国に派遣されている某隊員のブログの一部をご紹介します。


是非ってなんだよ


実は他にも広告を貼っているブログは目にするのですが、ここまで露骨なのは初めて見ました


もうね、バカなんじゃないの?


こういう浅はかなことをしれっとやってしまう人が一体開発途上国で何を教えようっていうの?


この人のプロフィールにアラサーと書かれていますけど、30歳前後の社会人が合意書に目を通してないなんてことはありませんよね。


広告のあるブログとないブログの違い



ここでわざわざあらゆるブログサービスを網羅するつもりはありませんが、私(そして上記のとんでも隊員)のブログはGoogleのBloggerを利用しています。

Bloggerのメリットの1つは広告が表示されないという点です。


すなわち、ブログのライター自身が特定のアフィリエイトの設定をしないと広告は表示されません。

くどいようですが、その設定をした場合はライターの口座に収益が入ることになります。


そう、つまり前述のトンデモ隊員は意図的に収益を得るために広告の設定をしたことになります。


もちろん、Blogger以外にもそのままの状態では広告が表示されないサービスもあります。


その一方で、ブログサービスの提供会社が広告を強制的に表示させるものもあります。

私が知っている範囲ではAmebaやライブドアでしょうか。

こうした会社のブログは最初から広告が表示されるようになっており、それをクリックした場合にはサービス提供会社に収益が入ります。

ライターが後からアフィリエイトの設定を行い他の広告を載せることはできますが、区別はつきにくいと思います。


ブログで儲けたければ帰ってからやれよ



ここしばらく、私はできるだけ1日に2本の記事を投稿するようにしています。

はっきり言ってまだまだ読みづらいですし、何より読んでいて面白いのかどうか不明ですが、ゆくゆくは帰国後にブログで多少なりとも収益を上げられればなあと考えています。

ただし、それは帰国後の話です。


協力隊員ブロガーの中にはきちんと合意書の内容と自分の置かれている立場を理解したうえで、帰国してからブログでアフィリエイトや広告の設置を始める人もいます。

例えば、このブログでも何度か取り上げている元パナマ隊員の宮崎さんとかです。


宮崎さんは元々帰国してからブログで収益を上げるようにするつもりだったのでしょう。

本当に帰国ドンピシャリのタイミングで広告がはためくようになりました(笑)。



ふう・・・、まだ怒りは収まらないのですが、今日はこのへんにしておきます。

例のトンデモ隊員には事務所宛てに通報メールでも送っておきましょう。

ではでは。


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