昨日は錦織圭が因縁の相手であるクロアチアのマリン・チリッチにフルセットで勝利!
この調子なら、先日の全米オープン1回戦で負けたフランスのブノア・ペール相手にも勝てるだろうと思いきや、6-1、4-6、2-6でまた負けてしまいました。
フランスのプレーヤーといえば、錦織はリシャール・ガスケに一度も勝ったことがなく、今年の全仏オープンではJ・W・ツォンガにフルセットで負け、そしてこのペールですよ。もはやフランス人には勝てない呪いにでもかかっているんじゃないかとしか思えません。
今日はそんな錦織の準決勝をネットで応援する代わりに、テニスコートでサービスの練習をしてきました。
チュークのテニス事情
テニスはマイナースポーツ
チュークではテニスは決してメジャーなスポーツではありません。ティーンに人気のスポーツはぶっちぎりでバスケで、次がバレーボールでしょうか。ただバレーボールはスポーツというより、皆で楽しめるゲームといった趣が強いです。
そんな土地柄なので、終末にテニスコートに来るのは最大でも8人程度です。しかも全員おじ様。(配属先の若手の同僚も以前はプレーしていたそうなのですが、おじ様達の相手をするのが嫌になったそうで来なくなったとか。)
スポーツというより、あくまでゲーム
そのおじ様達はほぼ全員独学でボールの打ち方を身につけたこともあり、勝ち負けよりもあくまで楽しむことを優先させています。言い換えれば、技術の習得ということは気にしていないようです。(私がグリグリのトップスピンを打っていたらさすがに驚かれましたけど。)
が、そこはミクロネシアの荒波で鍛えられた島人たち。時折、凄まじい反射神経やダッシュを見せてくれます。(そう、お腹の肉をたぷたぷと揺らしながら。)・・・あの身体のどこにそんなポテンシャルがあるのか不思議でたまりません。
ゲームを盛り上げる小ネタも忘れない
そんな好プレーもさることながら、珍プレーも当然あります。
チューク語で何やら掛け声を上げながらフルスイングした末にアウトとか。そんなプレーに対しては皆で大爆笑ですよ。
あとは相手の打ったパッシングショット(前衛の脇を抜いていくショット)を見送ったりしようものなら、なぜか「ポンヤリ!」と。これ、日本語のぼんやりに由来しています。
それと「ダメダナア」も(笑)。
そんなおじ様達のやり取りが最近は面白くて堪らない(笑)
「レジャー」だけど調子は戻ってきた
私は9月からテニスコートに通うようになり、現地のおじ様達が「レジャー」だと主張しつつもテニスの調子が戻ってきました。理屈は知りませんが場数をこなせば徐々に身体が動きを思い出してくるらしいです。
駒ヶ根訓練所では同期隊員達と「駒ケ根訓練所テニス部」を結成し、雪かきをしつつもどうにかプレーしていましたが、その頃よりも良くなってきた気がします。
このペースでかつてのプレーを取り戻し、1月の隊員総会の際にはコスラエ州ランキング2位の隊員に勝つことが密かな目標だったりします。(通算で0勝10敗くらい。)でもチュークではダブルスしかないのでどうしよう・・・。
実は使用料がかかる?
地主さんに2ドル払わなければいけないらしい
先週のこと、突然ラケットを持たない見知らぬ人がテニスコートに入ってきて何やら言い始めました。
チューク語なのでよく分からなかったのですが、「2ダラー」だけは聴き取れました。
どうも、その人は地主さんだそうで、要はテニスコートの入場料を払えと。外国人だけ。
それを聞いてずーっと文句を言っていたのがフィリピン人の方。
「管理しているわけじゃないのに入場料を払えなんて馬鹿げている。」
と、帰りの車の中でも言っていました。(家が近いので送ってもらったのです。)
チューク州ウエノ島では97%が私有地
(もしかしたら98%だったかも。)
実はこの島の土地のほとんど全ては私有地なのです。私の配属先のEPAは土地どころか建物まで賃貸らしいので、あと2年くらいで引っ越さないといけないとか。
で、テニスコートは見るからに公的な施設が密集している区画にありながら私有地なんだとか。
そういうことなら入場料を払わなくてはいけないのも納得できます。でも、それならせめて草刈りくらいはしてくれよ、と言いたいですね・・・。
徴収は毎回ではないっぽい
今日も「2ドル払え」って言われるかと内心びくびくしていましたけど、結局地主さんは現れませんでした。どうも毎回来るわけではないみたいです。
もっとびくびくしているのが、そろそろガットが切れそうなのと、テニスシューズの代わりに履いているランニングシューズがボロボロになってきて限界ってことです。靴は最悪の場合、現地で売られているパチものっぽいのを買えばいいとして、ガットは張り替えできる場所がないので困ります。
せめて1月までもってくれれば首都でどうにかできるのに・・・!!!
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