2015年7月4日土曜日

派遣前訓練の思ひ出、あるいは南国に行く前に極寒の地に滞在するという理不尽

もうすぐ青年海外協力隊27年2次隊の方々が任地となる各国に行くことになるみたいですけど、まぁ随分と良い時期に駒ヶ根・二本松ライフをエンジョイできたみたいですね。


駒ヶ根の方たちは千畳敷にももちろん行きましたよね?


さぞかし素晴らしい景色だったでしょう・・・。


養命酒の工場見学には行きましたか?


私が行ったときは平日なのにラインが動いていませんでしたよ・・・。



なんせ私たち4次隊が研修を受けた時期は記録的な大雪が日本全国を襲った頃でしたから・・・。




青年海外協力隊員たるもの、たとえ豪雪に見舞われようとも身体を鍛えることを怠ってはならない




長野県が大雪の被害に遭っていた頃、Pは病院の診察のため上京しており訓練所に戻れなくなっていた。


いや、なんかもうね、ありえないでしょ。




こんな大雪を体験して間もなく

「じゃあPさんは南の島に行ってください。」

なんて。


こんなのは序の口


他の隊次の人達には分からないかもしれませんけどね、早朝ジョギングの代わりに一体何回雪かきをしたことか・・・。



お陰様で下半身がだいぶ鍛えられましたよ・・・。


青年海外協力隊員たるもの、自分の身は自分で守らなければならない



埋められていた彼はカリブ海の島国へ


駒ヶ根の訓練所は市内の奥まったところに位置しているので買い物をするにも、週末食事に出かけるにもすごく不便。

そんな不便な環境なので親切な研修所は自転車を用意してくれています。

アルプス山脈に挟まれた駒ヶ根をサイクリングできれば、さぞかし爽快でしょう。


まぁ1月、2月なんて路面が凍結してるから走ろうにも走れないんですけどね。


ということで、お察しのように私たちは研修所から自転車の利用を禁止されていました。


禁止されていなかったところで、


2月下旬の駒ヶ根


こんなに積もった雪の中を走るなんて(少なくとも私のような神奈川県民には)自殺行為なんですけどね。


ちなみに、私はこの大雪の中、3kmくらい離れた歯医者に通っていました。(2回だけですが)


駒ヶ根に戻れない事件



訓練期間中、病院に行く必要があったため駒ヶ根から神奈川の実家を経由して病院(隣の隣の県にある)に行ったのですが、えらい目に遭いました。


前述した大雪が、こともあろうに私が駒ヶ根に戻る日にぶつかってしまい帰れなくなってしまいました。


新宿駅西口の高速バス切符売場で長野方面行きのバスが軒並みキャンセルになっていることを知ったときの絶望といったらもう、ここ数年でトップですよ(笑)。



まぁ、戻れないなら仕方ないということで


こんなシャレオツなものは任地では食べられない。
今思えば、これが日本を発つ前のシャレオツなもの食べ納めだった。


大学の後輩とスイーツを食べに行ったり。


理不尽じゃないか?



Wikipediaの青年海外協力隊の項によると、訓練期間が1月頭から3月半ばの4次隊は2007年からのスタートとなっています。


おそらく、現職参加の隊員に合わせて始まった取り組みでしょう。
(近年、協力隊の人数を増やしたいJICAの思惑と海外で社員を鍛えたいという企業の思惑が一致しているのです。そのため現職参加のニーズが増してきています。)


ハッキリ言って、現職参加や寒冷地に派遣される隊員以外にはこの時期に研修をするメリットが何もありませんよね。

任地に到着直後に体調を崩す可能性が上がるとか、研修のためだけにわざわざ防寒具を用意しなくてはいけないとか、むしろデメリットしか感じないくらい。



私の経験からしても、任地に到着してからの最初の3か月は気候に体調が合いませんでした。
(2ヶ月目には高熱を出して寝込んだ。)


そんなこともあるので、これから選考を受ける方と選考中の方は、どうにかして4次隊を避けられるように頑張ってください(笑)。


4次隊は本当に地獄ですからね。


まぁ、温泉に浸かりに行き、風呂上りに地ビールを飲むという楽しみもありますが。



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