(来週首都のあるポンペイ州で行われるボランティア総会に備えて早乗りするため。)
食事を作ってもらったり部屋の掃除をしてもらったりという嬉しい出来事はありましたけど、共同生活の後半では何かにつけてストレスが溜まっていました。このストレスを何とか言語化しようと試みてみたら興味深いことに気付きました。
私はこの5日間、私を受け入れてくれているチューク州ウエノ島の人達が(私が住んでいるせいで)受けているであろうストレスと全く同じものを感じていたのです。
生活リズムが乱されるためのストレス
猫ですら生活リズムは崩さないのに・・・。 |
特に5月に一時帰国から戻ってきてからの私は平日を大体同じリズムで過ごしていました。
- 9時頃出勤
- 12時半頃ランチ休憩
- 16時半頃帰宅
- 20時頃まで勉強やブログ執筆
- 夕食後24時まで勉強やネット
- 24時過ぎに就寝
あ、もしかして「退屈そうな生活してるな」って思いました?
でも、できるだけ同じリズムで生活しないと簡単に体調を崩してしまいますし、何より勉強は毎日の積み重ねです。
(特に語学はサボった分だけ忘れてしまう。ていうか、協力隊員なんて程度の差こそあれ退屈な生活を送っているんじゃないですかね。)
コスラエ州2人組が来たことでこのリズムは大きく崩れました。
もちろん、私が彼らの旅行に合わせずに、あくまで自分の生活を守ることも可能だったでしょう。
そうしなかったのは私の中に外面は良くしておこうという性格があるからでしょうか。
何にせよ、いま私の頭の中には「5日間も勉強を怠けてしまった。早く遅れを取り戻さないと。」という焦りが生じています。
この焦りはメンタルヘルス的によろしくないような気がします。
生活空間が侵されるがゆえのストレス
あるいはパーソナルスペースでしょうか。
先日アップした投稿にあったように私のアパートの部屋は決して広くありません。
日本の新卒社員が借りられる程度の広さのアパートです。
そんなスペースに3人も共同生活をするのはそれだけで結構フラストレーションが溜まります。
「なんで自分の部屋なのにこんなに行動が制限されるのか」
と、この短期間で何度思ったことか・・・。
牛や豚は解放感のある放牧の方が美味しく育つと言われますが、こんな生活が続けば私のお肉はさぞかし硬くてまずいものになるでしょう。
また、同様に私の空間に置いてある私物が移動されるのもストレスです。
(これは私が神経質過ぎるだけでしょうけど。)
価値観を強要されるストレス
価値観を強要された結果 |
彼らの到着初日に指摘されたようにアパートのシャワールームとトイレはものすごい汚れでした。
私はその汚れを「まぁ、不快ではあるけれど使う分には問題ないし放っておけばいいか」と考えていました。
その一方で、おそらくキレイ好きであろう彼らには堪えられなかったため自分たちで掃除をし始めました。
これはまさに私がチュークに到着当初から島のあちこちにポイ捨てされているゴミを見て
「きったねぇなー。掃除しろよなー。」
という印象を抱いていたことと全く同じ構図です。
そのコスラエの2人が掃除をする時に私は
「掃除をしたきゃ勝手にすれば。特に俺は困っていないし。だから手伝わないよ。」
という対応をしました。
これはつまり、私や専門家が島内のクリーンアップをする時に現地住民も全く同じように考えているとしても不思議ではないということでしょう。
上記の3つのストレスを自分も与えている
上に述べた3つのストレスは私自身も現地住民に対して与えている可能性が大いにあります。
現に私は同僚に対して、彼の仕事のペースを無視して「仕事なんてしていないだろ」と叫んだばかりです。
大なり小なり私は(あるいは青年海外協力隊員は)現地の人達に対して自分の価値観やライフスタイルを強要しているのです。
これはもう完全に現地住民に溶け込むか、それとも自分の生活スタイルを何とかして維持するかという話になってしまいます。
私の場合は現地住民に溶け込む気はさらさらないので必然的に生活スタイルを維持する方になります。
ですので私はもう開き直っています。
とはいっても、今回の件でストレスの程度が漠然と把握できたおかげで、もう少し自分の振る舞いを考え直さないといけないかなと反省した次第です。
余談
ボロクソに書きましたけど、コスラエ2人組が作ってくれた天ぷらは美味でした。
揚げたてで最高でした。 |
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