※今回は完全に内省的な日記なので乱暴な書き方になっています。ご了承ください。
つい先日にも書いたことだけど、5月から6月にかけて九州でのJICA本邦研修に参加していたカウンターパート(活動の相方)が活発に動くようになってきた。
昨日も新たな実験を行っていたくらいだ。
実はまだ彼のアクションプラン(研修終盤に、研修の成果をどう生かすかということの目標と計画を立てる)を見てはいないのだけど、彼の取り組みたいことが1つや2つなどではないということは傍から見ていてもよく分かる。
それほどまでにモチベーションが上がったのなら、俺の役割って何?
そもそも俺は必要だったか?
着任してから少しずつ居場所が失われていっているような気がする。
(よそ者の自分に居場所があるわけないのだけど。)
昨年の今頃にはゴミ収集を行っている行政機関であるPublic Worksの所長がリーダーシップの取れる強力な人に替わったことで俺がそれ以上ゴミ処理関係の事業に首を突っ込む必要はなくなった。
「廃棄物処理会社で3年近く経験を積んでから来たのに、これ以外に何をすればいいんだ?」とスランプ気味になった末に高校生相手にエコクラブを組織するという案を何とか思いついたのは8月頃だったか。
そもそも、最初からミクロネシアにはJ-PRISMというJICAの専門家による大規模なプロジェクトがあった。
ゴミ関係についてはそちらに任せればいい。
協力隊員のくせに度胸もなけりゃ根性もない
エコクラブの方は事前の意識調査をもたもたと行っていたせいで学期終了に間に合わなかった。
というのは実は建前で、実際には学校に30人くらいはいようかというWorld TeachというアメリカのNPOから派遣されていたボランティア教師たちの存在が最大の壁だった。
どうも彼ら英語ネイティブスピーカーの前で英語を話したくないし話せない。
(自分の英語コンプレックスがそこまで根深いものだと気付いたのはこの頃だ。)
ましてや、徒党を組んでいることの多い彼らの肩と肩の間をかき分けてチューク人生徒に対してアクションを起こそうという度胸もなかった。
そんな客観的に見てもくだらない理由のせいで全く動けないまま活動1年目が過ぎていった。
自分が本気で取り組みたいことって何だ?
もう1つ、学校で活動をすることを妨げていたものは自分の中に未だに残っている「自分は学校で授業をするために来たわけじゃない。」というしこりだ。
「ゴミ野郎は廃業だ」と言っておきながら、全く切り替えられていない自分がいる。
つい最近もリサイクルのための工作をネットで調べていて思ってしまった。
「俺は学校で工作教室をするために来たわけじゃない!!」って。
ていうか、協力隊って職歴を生かすものなんじゃないのか?
廃棄物処理会社(中間処理)に努めていた自分が真価を発揮できるのはリサイクル可能な品目が複数あるような国に限られる。
それなのに、今任地にある中国系のリサイクル会社はペットボトルの回収をしておらず、せいぜいアルミ缶とスクラップ類の回収しか行っていない。
というかそもそも現在休業中だ。
こんな状況でどうしろって?
そんな背景があって渋々リサイクル工作を始めるようになった。
(「でも俺は・・・」以下ループ。)
申し訳ない気持ちでいっぱいだ
こうやって悶々と悩みながら任地で活動(していると言えるのか?)していて、一体誰が得をするのだろう?
今の俺は正直言って何も生み出していないし、ただ飯食いと罵られても反論できない。
あれほど嫌っていた所属先のボス(元ホストファザー)に対してすら申し訳なく思えてきた。
もういっそ、後のことは全てカウンターパートに任せて帰国してもいいんじゃないかって思えてきた。
これ以上ここに残ることは自分のエゴでしかないような気もする。
結局は自分のことしか考えていないことに自己嫌悪
そもそもエゴまみれでここにやって来てしまった。
だって「大事なのは協力隊の任期終了後に大学院に留学すること」であって、「任地で具体的に取り組みたいことがある」わけではなかったからだ。
ミクロネシア連邦チューク州ウエノ島に来たのは本意ではなかった。
単純に、もう一度選考を受け直すとなると大学院に留学することも後ろ倒しになってしまうし、選考時の生計手段であった居酒屋のアルバイトを継続しかねなくなってしまうからだった。
地理的にも歴史的にも要請を見ても、何も魅力を感じなかったし、何より自分が4代目のボランティアということには不安しか覚えなかった。
そんな人間が1年3か月もどうにか生きてこれたのは驚異的かもしれない。
来週から首都でボランティア総会に参加してくる。
良い機会だから他の隊員やボランティア調整員に相談してこようと思う。
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